河野初江が『自分史白書2018』にて「庶民が書く原稿の題材について」執筆

自分史活用推進協議会代表理事の河野初江が『自分史白書2018』(2018・08・07発行)にて「庶民が書く原稿の題材について」執筆

河野初江は自分史活用推進協議会推薦図書『自分史白書2018』にて「人はどのような題材に興味を持っているのか」について考察し、原稿を執筆した。

本稿で、自分史を書く庶民は日頃どのようなテーマに関心をもち、原稿を書いたり、語ったりしているのかを、(1)「ふだん記全国」活動への投稿の傾向、(2)MEMORO「記憶の銀行」、(3)パソコン教室「私の一枚」に見る投稿の傾向から読み解いている。

たとえばふだん記全国では、ハガキ1枚からでも書いて交流を、と呼びかけており、日常から題材をとった幅広いテーマについての投稿がされていたが、「失敗談」が特に人気である、といった傾向がみられたとした。また映像で記録するMEMOROでは、町の記憶や幼少期の記憶が語られるという傾向がみられたとした。パソコン教室が行った企画への応募では、幼い頃の思い出を選んだグループと、ここ最近の体験を選んだグループに分かれたことから、過去だけでなく、旅行や趣味など最近の体験もおおいにテーマになりうるとしている。自分史を語ったり執筆したりする上においても様々な切り口があるということがわかる興味深い結果となっている。