自分史サロン

自分史サロン

一緒に人生をふりかえり、作りましょう。

参加費 1回 2000円
継続して参加頂きたいので3回分一括(6000円)でのお申し込みをおすすめしています。
<全3~6回での完成イメージ>
1~2回目:自分史のイメージを固める
3~4回目:原稿を書き、推敲する
5~6回目:原稿を印刷入校~完成

会場 パソルーム戸塚教室
〒244-0003
神奈川県横浜市戸塚区戸塚町16-15
グリーンシード鈴木ビル4階

JR戸塚駅西口地下改札口から徒歩2分。
地下改札口を出て左方向へ。
エスカレーターで地上1階に上がりバスセンター方向へ。
寿司の三崎の角を左に曲がり「イタリアントマト」隣のビルになります。

 

自分史サロンの作品

亡き夫を偲んで書いた
『かわたれどき』

藤井千穂子さんは、亡き夫のことを書きたい、ということで自分史サロンにおいでになりました。子育ても終わり、これから一緒に人生の残り時間を楽しもうと楽しみにしていたのに、夫に先立たれてしまい、さびしくてならないご様子でした。恋しい気持ちが募り、あの日あの時、いったい何を考えていたの、どう思っていたの、と自分史で問いかけてみたくなったのだと言います。

藤井さんは他にも、書きたいことがありました。政治家を志し、地域のみんなに慕われつつ亡くなったお父さんと、幼くして亡くなった弟さんの思い出です。原稿はまず、お父さんが作ってくれた餃子の思い出から完成していきました。餃子を囲んで、家族みんなで食べた記憶がいちばんに蘇ったのです。

次に、完成したのは健気に短い命を生き切った弟さんのことでした。弟さんとお父さんは、ほぼ時を同じくしてあの世に旅立ちました。藤井さんはいちどに二人の大切な人を失ったのです。その思い出を書くことでふたりが生きた証を残したい、藤井さんはそのように思っているようでした。

タイトルの「かわたれどき」は、歌を詠むお父さんの歌集からいただきました。不思議な響きなので、何度も藤井さんに意味を尋ねました。

「たれかわ?」と私。
「いえいえ、かわたれですよ」と藤井さん。
「かわたれ」とは夜明け前、かはたれぞ、と相手がさだかに見えない頃のこと。
「世の中が十分にわからない十代で結婚した千穂子さんの人生のようね」と私。
そんなやりとりの中から、作品の題名が決まっていきました。

本書の圧巻は夫の思い出場面です。
大好きで、憎めない夫でしたが、藤井さんがどうしても許せないことをしていた、そんなことを思わせるくだりが出てきて、思わず引き込まれます。

夫、父、弟、三人への愛に満ちた本書が完成した今、藤井さんは自分史の楽しさに目覚め、パソコン教室と自分史サロンに通いながら、友人や知人の自分史づくりの応援をしています。
自分史と出会って藤井さんはますます若返り、輝いています。


亡き母に捧げた
『カンカン娘』

川中富士子さんは平成27年9月~平成28年9月横浜の自分史サロンに通い、昭和の暮らしを絵と文で描き上げたこの作品を完成させました。

はじめに手がけたのは「おばあさんの鍋」と「歌っている泥だらけの少女」、そして「牛」の絵です。川中さんは何度も何度も鍋や少女や牛を描き直しています。それは上手に描きたい、というよりも、なんとかして「あの日、あの時の幸せな気持ちを伝えたい!」という思いからきていました。その思いが実り、それはもう楽しい作品が完成しました。子供たちを載せて歩む牛のなんと嬉しそうなことでしょう。泥だらけで歌う少女のなんと幸せそうなことでしょう。

少女時代に死別した母親の肖像が完成したときの輝くような笑顔も忘れることができません。川中さんの心の中でお母様(かあちゃん)が、ずっと生き続けていたのです。表題のカンカン娘は、農作業の合間にこの歌をうたった彼女を母がほめてくれたことに由来しています。本書は母に捧げる愛の賛歌でもあるのです。

いつしか川中さんは、大きな自然も描くようになっていきました。大山を描いたあたりから景色が一変し、この自分史のスケールはさらに大きなものとなり、大山のふもとで暮らす家族の物語に発展していきました。

「手書きのまま読みたい」そんなお孫さんの言葉に励まされ、本書は手書きのまま印刷しています。そして、一品一品心をこめて長谷川智昭氏が和綴じ製本しています。そのため多くを制作することができず、きわめて稀少な作品となっています。

家族とともに生きる喜び、自然の中で働く喜びに満ち溢れているこの作品を手にすることができた人はたいへん幸せだと言えるでしょう。


102歳、沈みゆく太陽のように
『落陽記』

本書は大原英里子さんが作った義理の叔母文さんの自分史です。前半は、英里子さんが書いた文さんの半生記。後半は、文さんを支える医師や介護職の皆さんが書いた原稿から成っています。
英里子さんは文さんに亡き姑の面影を重ね長年寄り添ってきました。けれども今や102歳となり、介護施設で静かに最期の日々を過ごしています。
意思の疎通はできなくなりました。けれどもかつては「こんなにも魅力的で、誇り高く生きた人であった」ということを知っておいて欲しい、との思いをこめて義理の姪が作ったこの作品は今、文さんのベッドのそばに置かれ、日々介護する職員の皆さんに語りかけています。


自分史サロン作品からの新作紹介

写真左側『汗流悟道、感謝の日々』は、著者の河西稔量さんが76歳、喜寿を機に完成 させた自分史です。15歳で社会人として一歩を踏み出した生い立ちから、自身で会社 を設立し、工場を開設し、文字通り「汗を流して道を悟る」の言葉どおり一歩一歩、 努力して道を切り拓いていった人生を綴っています。会社が倒産するなどの挫折も味 わいましたが、「雨の中にも情けあり」との言葉どおり、全編人情あふれる筆致で真 摯に綴られた、読む人を温かな気持ちで包んでくれる自分史作品です。

右側の『生きべた人生』は、80歳となるのを機に自分史ノートに書いたことを一冊に まとめた女性の自分史。身近にある自分史ノートからも、このように作品が生まれて います。