本記事は自分史活用推進協議会のブログより転載しました。
「幸せの自分史づくり」でひとりでも多くの人を幸せに、と活動を続ける河野初江アドバイザーが、自分史のさまざまな魅力、書くことの意義を紹介します。
今回はその第1弾。
【老いも若きも】
自分史は歳をとってから書くものだと思っている人が多いようですが、必ずしもそうではありません。
引っ越しで古い写真や手紙が出てきて、それを機に整理したくなったという女性がいたり、生まれたばかりのこどものために家族のルーツを残そうと決めた若き父親がいたり、といろいろな年代の方が自分史を書くようになりました。おかげで部屋が片付いた、父親としての自覚が生まれたなど、作ってみて気づくメリットも多いようです。
最近では「2分の1成人式」ということが言われるようになり、小学校の授業で「10歳の自分史」を書くこどもたちも増えてきました。こどもたちは、10年という自分の歩みを振り返ることで、自分がどんなに家族に愛されてきたか、守られ育てられてきたかを理解します。そして、それを学ぶことで、明日への活力を得て成長していきます。
大人も同じです。自分史を書き上げた多くの人が、「自分がどんなに多くの人に助けられてきたかわかった」と感謝の念を口にされます。
ですから私は、よく申し上げるのです。「自分史? まだまだそんな歳じゃない」という方に。「元気なうちに作りましょう。作ったあとの人生がもっと楽しくなりますよ」と。